Oの一族です。
早速ですが、「お気持ちだけで結構です」
そう言った、言われた経験ありませんか?
私はこれまで何度もありますが、過去にこう思ったことがあります。
「もし本当に何も持ってこなかったら、少し寂しい気がする・・・」
もちろん、高価な物が欲しいわけではないのですが、本当に手ぶらだった場合、本当に何もないんだ!と、少しだけ拍子抜けする自分がいました。
なんとまぁ、身勝手な話です(苦笑)
現在は「お気持ちだけで十分」という気持ちでお伝えしてますし、心からそう願っています。
どうでしょう、みなさんこのような感情を抱いたことがありますか?
友人や知人、親戚や職場など、足を運ぶ際の手みあげは日常茶飯事。今日はそういったプレゼントを頂いた時に口にする言葉「お気持ちだけで結構です」について深掘りしたいと思います。
「お気持ちだけで結構です」は、優しい言葉なのに人を迷わせる
この言葉を言われると、多くの方は悩むと思います。本当に何も持って行かなくていいのか、社交辞令だったらどうしよう?
だから結局、何かしら買って行く…相手の言葉を信じていないわけではないですが、100%信じ切ることもできない。
この言葉の距離感が、日本人らしいと私は思います。
言う側も、本音が分からない
言う側と、言われる側の気持ちが案外似ている気がする… お互い“モヤモヤした感情”が胸に残る。
言った本人すら本音が分かっていないことってありませんか?
“本当に何もいらない”と、その時は思っている。でも、相手が本当に手ぶらで来たときの複雑な気持ちと、断ったにも関わらず手みあげを持ってこられた時に思う“気を使わせちゃったかな…”といった複雑な気持ちになることもある。
私はこのような状態を、受けとる側、言う側も中途半端だなと感じている。
お互いが遠慮している
“お気持ちだけで結構です”という言葉の裏には相手への思いやりがある。でも、その優しさがかえって迷いを生むこともある。
言う人や受け取る人も、お互いが遠慮するため本音が今一わからない。
日本人は「本音」より「空気」を大切にする
海外では、“ありがとう、でも本当にいりません”とハッキリ意思表示する場面が多くあります。
一方、日本では相手の気持ちを傷つけない言葉を選びます。なので、お気持ちだけで結構ですという曖昧で優しい表現を使います。
私は、この文化は嫌いでは無くむしろ好きで日本が胸を張って言える美しい文化だと思っています。
優しさは、ときに相手を困らせる
相手を思いやることは素敵なことです。しかし、優しさは必ずしも親切とは限らない。
“本当に何も持ってこないでください”そう言いきってもらう方が安心する場面が多くあると私は思います。
あなたなら、本当に手ぶらで行けますか?
想像してみてください。
もし、親戚から“お気持ちだけで結構です”と言われた場合、本当に心から気持ちよく手ぶらで行けますか?
私はできませんでした。何かしら持っていっては、“そんな気を使わなくてよかったのに”と言いながら受け取る。そんなやり取りを何年も親戚問わずしてきました。
いや、日本人はきっと何十年も繰り返してきたのかもしれませんね。
本音を伝えることは、相手への優しさでもある
本音を言わない人が多いと感じる今の日本。
しかし、何でもかんでも本音を言えばいいとは思わない。本当に手ぶらで来てほしいなら、“本当に何もいらないから手ぶらできて”と相手を不快にさせない言い方で言い切ることが大事だと思います。
逆に、買ってきて欲しい時は素直に〇〇買ってきて欲しい、他は何もいらないから…など。相手からお願いされることって案外うれしいし助かります。
素直に言える関係は素敵でもあり、遠慮は日本人の美徳ですが、本音まで隠しすぎてしまうと優しさが伝わらないこともあります。
まとめ
「お気持ちだけで結構です」
この一言は、日本人らしい優しさがあります。
でも、その優しさは相手を迷わせ、言った本人まで迷わせることがあります。
もしかすると、この言葉の本当の意味は、「あなたのお気持ちは、ちゃんと受け取っています」なのかもしれない。
なので私はお菓子を持って行き、そして相手は“そんな気を使わなくてよかったのに”と笑う。
お互いが少し遠慮して、少し嬉しくなる。この曖昧さこそ、日本人らしい中途半端なのだと私は思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
