タイプ別『学校だるい』理由
Oの一族です。
朝起きると『学校ダルい、勉強、部活、嫌なやつに逢いたくない』などなど、理由は様々だと思いますが、結論:行かなくていい。
私は実際に学校をサボっていた人間なので今のあなたの気持ちが多少たりとも分かる気がする。
この気持ちや感情はどうも周りには理解されないもので自分でもどうしたら良いのか分からない、モヤモヤした感情、怒り、悲しみ、不安といった状態だと思いますが、少なからずこれだけは覚えて頂きたいことが一点『あなたの悩みは起こって当然、だから自分軸をしっかり』です。
家庭環境が『学校だるい』に繋がっているのでは?
親子関係は良好でしょうか?
私の場合、幼少期に両親の離婚、父親の祖父母の元で育ちました。
父親は仕事で地方に住んでおり家に帰ってくるのは年に1,2回な生活、幼少期はただ何がなんだか分からないまま時が過ぎ少年と成長、同時に思春期でもあり心が不安定な時期でもありました。
本来なら両親などに色々なケアーや相談が出来たのでしょうが叶わない現実、仮に両親が居る家庭でも思春期の子供にどう接したら良いのか分からない親も多いのでは無いのでしょうか?
私はこう思います『何もしなくても、側にいて見守ってくれるだけいい』
それだけでも子供は安心すると思いますし、親がいるといないじゃ不安感,安心感など全然違う、思春期の子供に何を言っても聞く耳をもつとは思えませんが、適度に気にかける姿勢やそっと見守るだけでも無意識に子供は安心するはずです。
いじめが原因
小学校5,6年生だった頃にいじめを経験、机の上に花瓶を置かれたりクラスの悪がきに物を投げられ、殴られ、隠され、仕込まれ、命令され、言い出したら切りがない…
ショックで誰にも言えないこの感情をただ我慢するだけの日々でしたが、ある日私の異変に感じたのか知り合いののおじさんが!どうした? 何かあったのか?と優しく声をかけてくれた瞬間、これまで張り詰めた心が一気に大粒の涙と変わり四苦八苦、おじさんは事の重大を感じ学校にかけ合い事態は収まりました。
いじめを受けた子供は学業に専念できないと私は思います、なぜなら授業が終わった後の休憩時間、それ以外の登校や下校といった先生の監視の目が行き届きにくい場所にイジメがあるから、その事が原因で授業に集中できない日々だと授業に遅れをとりテストや成績も悪くなるのは当然な結果だと思います。
『 いじめの恐怖、孤独感、授業の遅れ、悪いテストの点数、成績ともなると 学校だるい 』と誰でもそう思うのでは無いでしょうか?
私の話に戻りますが、幼少期のいじめがきっかけで親に対して『なぜ?いつも必要としている時に側にいない?』と、次第に心は悲しみから怒りへと変わり父親や祖父母の関係がだんだんと悪化するようになっていくのです…
非行が原因
中学生になった当初、私はこんなことを思っていました。
小学校ではいじめられたけど『中学生はナメられない自分になろう』仮にこの意志は良しとしても、何を勘違いしたのか強さの意味の方向性を間違え気がつけば周りから不良少年と言われるようになっていた。
手がつけられなくなった私を祖父母はとうとう家から出ていってくれと父親に連絡をするのですが色々な事情から受け入れられず結果、父親の姉(おばさん)さんの元でお世話になるのと同時に転校となり地元を去るのですがすぐさま事件。
転校するや早々に同級生と殴り合いの喧嘩から幕をあけ、悪い上級生と遊ぶようになり環境は更に悪化、学校からの呼び出し、警察、そんな荒れた日常だと朝と夜が逆転となり学校など行けるわけがなく、行ったとしても授業中寝てばかりの日々で当然ながら勉強に遅れ成績も悪く、楽しくない = 学校だるいと思うようになりました。
タイプ別『学校だるい』解決法
□ いじめが原因の場合
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いじめを早急に問題解決する
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メンタルケアを十分に行う
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遅れた勉強をさかのぼる環境づくり
いじめを受けている期間の勉強はほぼ無意味だと思います。
勉強するとは、どういうことでしょうか?
私は自発で学びに行く(復習・予習)といったポジティブな姿勢だと思います。
恐らくこの年代の子供達の多くは自発的ではなく強制的(宿題・提出物)にこなしているのではないでしょうか?宿題をしないで学校に行ったら先生に叱られる、皆の前で恥をかくのが嫌だからやっている子も少なからずいるのでは? 私はそうでした。
そんな平凡な日常でさえエネルギー消費のなか更にいじめというストレスが加わると先生に叱られることより、いじめっ子に明日は何をされるのか?と無意識に気になり勉強に集中できない、むしろ勉強など二の次、一刻も早い問題解決を願っている心境だからです。
次にメンタルケアですが、いじめを受けた心は想像以上に深刻で残念ですが大人になってもこの心が完全に癒えることは無いかと思います。
ですが、心の傷を軽減することは可能、
『時間・自分自身の変革』です。
私はいじめられっ子から不良と言われるようになり、少なからず当時みたいないじめを受けることは一度もなくなりました。
嫌がらせはありますが(笑)
それは自分自身を中学生の時にナメられない自分になろうと決意し変革したからで、あの時なにもせずただ自分の殻に閉じこもっていたら恐らく未だにいじめられっ子のまんまだったかも知れません。
もう一つ残念なことにいじめは子供に限った話でもなく大人でもあるのが事実、だからこそ自分を変えて良かったと思う部分はあります… 恐らくいないと思いますが私のような不良をきっかけに変革しないことを望みます(良いことがないので)
私が思う強さとは?
『心』自分自身を信じる強さ、力、恐怖、威圧感ではなく『心の強さ』こそが強さだと私は思います、結果* 心が強くなると習慣や行動が変わり自分自身の変革にかなり期待できるから。
ゆっくり休養しながら自分自身と向き合い新たな気持ちまで回復できた時、遅れをとった勉強にさかのぼって焦らず学びの楽しみを得ながら少しずつ歩むと良いと思います。
できればそういった周りからの認識や環境に身を置くのが良いのではと思います。
『今』が未来を創るわけですからしっかりしたケアを大切に心がけてください。
□ 非行が原因の場合
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家庭環境の見直し
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遅れた勉強をさかのぼる環境づくり
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非行から目標へとシフトする
非行にはしる子の多くは家庭環境に不満や問題を抱えていることが多い。
私の場合は両親の離婚により祖父母にあずけられ、同時期に思春期やいじめを経験、親を必要としているのにいつもいない事への不満から中学生となり爆発し非行にはしるケース、仕事が多忙で親子のコミニケーション不足や生活のずれによる心の距離感、過度な教育、親の虐待など何かしらの不満やストレスを抱えている子が多いと思います。
そんな荒れた生活だと勉強について行けるはずも無く授業中はちんぷんかんぷんで意気消沈、やる気をなくし自分の不甲斐なさから悪さをするといったパターンも多いはず。
ですので、勉強に関しては本人が分かる知識までさかのぼる環境づくり、自信と楽しみを植えつける経験が必要、やがて色々な目標へとシフトすると思います。
意外と思うかもしれないですが、周りが思うほど非行にはしる子は根が優しく真面目な子が多い、度胸や体力など恵まれているので環境や自身の心構えで飛躍的に大きく成長すると思います。
まとめ
□ いじめが原因の場合
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いじめを早急に問題解決する
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メイタルケアを十分に行う
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遅れた勉強をさかのぼる環境づくり
□ 非行が原因の場合
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家庭環境の見直し
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遅れた勉強をさかのぼる環境づくり
-
非行から目標へとシフトする
『学校だるい』というのは単に表面上にめんどくさいというだけなら人間ですし誰しもあるので問題ないですが、いじめが原因、非行的な状況なら早急に対応することが子供の未来をより明るくする架け橋となっていただきたいと強く願っています。