第18話:小さな選択が未来をつくる

中途半端 絵本

夕方の交差点、僕は信号待ちをしながらふと立ち止まる。

目の前には青に変わるのを待つ人々、何気ない日常の風景。

この道を渡ったら、どこへ行こう?
 なぜ、そんなことを考え、思うのだろうか,,,

横断歩道の前で足を止める。
右へ行けば、駅までの最短ルート
左へ行けば、遠回りだけど、昔よく通った道

どちらを選んでも、対して大きな違いはないかもしれない。
でも、その小さな選択が、自分の未来を少しずつ形づくっている

僕は、ふと思い立って左の道を選ぶ。
何かに導かれるように、懐かしい道を歩いた。

もし、あの時も違う選択をしていたら…?

過去の選択を振り返ると、不思議と今の自分につながっていることに気づく。

小さなカフェの前で足を止めた。
昔、よく通った場所。
ふらりと入ってみると、変わらない香りに包まれる。

この道を選んだから、この瞬間に出会えたん
たったひとつの選択が、新しい時間を生み出す。

店を出ると、空には優しい夕焼け。
交差点で何気なく選んだ道が、小さな出会いや気づきを生んでいた。

未来は、こんな風にできていくのかもしれない
何気ない選択も、かけがえのない一歩になる。

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