夜のコンビニ前、僕は缶コーヒーを片手にぼんやりと立っていた。ふと、過去の記憶が脳裏を呼び起こす。数ある選択の中、一つでも違っていたら今の自分はどうなっていたのだろう? そんな思いが頭をよぎる,,,,,
あの瞬間、あの一言。
もっと違う言い方ができたんじゃないか。
もっと勇気を出して、踏み出すことができたんじゃないか。
心の中で、過去の自分に問い続けていた。
気づけば、目の前の自販機の明かりが僕の影を長く伸ばし、その影がどこか頼りなく見えて胸が少し痛む 。だけど、それも僕自身だ。
正解は、いつもあとからわかる。
今は迷っていても、そのとき一生懸命に選んだ道なら、それが僕の正解だったはず。
少しだけ、自分を許し認めてみる。
缶コーヒーを飲み干し、空を見上げる。
過ぎたことを悔やむより「 今 」を信じて歩こう。
あのときの僕がいたから「 今 」の僕がここにいる。
そう思えた、いつもと違う、夜のコンビニ