静かな部屋の中、僕はソファーに横たわり窓から差し込む柔らかい光をぼんやりと眺めていた。
何かをしなければいけない、そんな気がして落ちつかない。ふとスマホに手を伸ばすも、取るのをやめる。
ソファの上でゆっくりと目を閉じ、ただ呼吸に意識する。何も考えず、何もせず、流れる時間に身を委ねる
窓の外では木が揺れ、遠くで鳥の声が聞こえる。
何もしていないのに、不思議と心が落ちついた。
「 こんな時間も悪くないな… 」考え事をするでもなく、ただ、そこにいる。
ゆっくりと体を起こし、深く息を吸い込む。
焦る必要はない。「何もしない時間も、きっと自分にとって大切なものなのだ 」
もう一度、体の力を抜き、ソファにもたれかかる。何もせずにいることで、心の奥から浮かんでくるものがある。何かを始めるのは、そこからでも遅くない。
「 この時間も、未来へとつながっている 」